こんにちは!
2015年5月から2016年11月まで、1年半オーストラリアでワーホリをしていたKohei(@maruchan_wt)です。
旅をしたり働いたりしながら、1年半の間に広いオーストラリアをほぼ一周して、様々な街に滞在してきました。
今回はその中から僕が特に気に入った3つの街を、ランキング形式でご紹介したいと思います!
長期で滞在した街から数日だけの街までありますが、今回は滞在期間に関わらず、直感的に「いいな!」と思った街をご紹介します。
街を選ぶ基準は「住む」「働く」「旅する」など状況によって異なりますが、今回はそういったことをすべて無視して、単純に僕が気に入った街を勝手に選んでみました!なので、あくまで参考程度に見てみてくださいね!
日本人にはあまり知られていない街なので、たぶんみなさんが聞いたこともないような名前ばかりだと思います。(笑)
第3位 McLaren Vale(マクラーレンベール)
【どこにあるの?】
オーストラリアの南側の都市、アデレードの少し南にあります。アデレードから電車とバスを乗り継いで1時間半くらい。
ちょっとわかりづらいので、アデレードの近くをアップにすると位置関係はこんな感じです。
【どんなところ?】
【州】南オーストラリア州(South Australia)
【人口】約3,900人(2016年)
オーストラリア有数のワインの生産地として有名な南オーストラリア州。その中でも1,2位を争う主要なワイン生産地。
街自体は2kmほどのメインロード沿いにすべてが集中するような小さな街だが、周りには60以上のワイナリーが点在し、ブドウ畑が辺り一面に広がる。
【ココがおすすめ!】
おすすめポイント① 景色がきれい!
なだらかな丘陵地帯にvineyard(ブドウ畑)が広がる風景は、日本ではなかなか見られない絶景!
おすすめポイント② Cellar door(ワインテイスティング)
60以上あるワイナリー(ワイン醸造所)のほとんどは、“Cellar door“と呼ばれるテイスティング施設を併設しています。しかも無料!!
自転車をレンタルして、ワイナリー巡りで無料のテイスティング三昧!なんてこともできます。(僕も3軒ほど回ってほろ酔い気分でした。)
もちろんボトルの販売もしているので、気に入ったワインがあればその場で購入もできます。値段も日本に比べれば断然安いです!
おすすめポイント③ カンガルーと出会えるかも!
ブドウ畑の中に野生のカンガルーがいたりします。僕も働いていたワイナリーのブドウ畑を散策していた時に、何頭かのカンガルーに出くわしました。また普通の道端でも、野生のカンガルーがひょっこり現れたりします。
おすすめポイント④ ビーチがきれい!
McLaren Vale自体はブドウ畑が広がる丘陵地帯ですが、車で10分も走れば延々と続く海岸線。そこに広がるいくつものビーチは、それぞれに違う特徴があってどれもめっちゃきれいです!この辺りのビーチは古代からの地層が重なる地域でもあり、オーストラリアで一番とも言えるほど迫力満点。
さらにアデレードエリアのビーチはどこも西向きなので、夕日がとってもきれい!!空と海を染めながら、水平線に沈んでいく夕日。ここで見ていた夕日は、数あるオーストラリアの夕日スポットの中でも、最も心に残っています。
【最後にひとこと】
僕はCoriole(コリオール)というワイナリーにあるレストランで、1ヶ月ほどキッチンハンド(皿洗い)として働いていました。
お皿を洗うシンクの前にある窓からはブドウ畑が広がり、この景色を見ながら働いている時は心が和みました。
仕事終わりには一人草むらに座って、一面に広がるブドウ畑を眺めながらのビール。
また泊まっていたホステルで車を借りられたので、職場でブドウ畑の絶景を堪能してからビーチに直行して夕日を眺める、なんてこともしていました。1ヶ月ほどの滞在だったとはいえ、とても心が豊かになるような日々でした!
第2位 Coffs Harbour(コフスハーバー)
【どこにあるの?】
東海岸のシドニーとブリスベンのちょうど間くらいのところにあります。
【どんなところ?】
【州】ニューサウスウェールズ州(New South Wales)
【人口】約73,000人(2017年)
東海岸に面したオーストラリアでは中規模の街。冬でも比較的暖かい気候で、シドニーなどからホリデーで来るオーストラリア人も多い。周辺にはバナナやブルーベリーなどのファームが点在。海と山に囲まれた穏やかな街。
【ココがおすすめ!】
おすすめポイント① Aussitel Backpackers
僕が宿泊していたAussitel Backpackersというホステルが最高でした!サーフボードやボディーボード、カヌー、SUP(Stand Up Paddleboard)などがなんと貸し出し無料!宿の目の前を流れる川や近くのビーチで、様々なアクティビティが楽しめます。宿で車を借りて近隣の国立公園にドライブに行くこともでき、運がよければ野生のコアラも見れるようです。
おすすめポイント② Muttonbird island (マトンバードアイランド)
コフスハーバーのシンボルとも言えるMuttonbird islandからの眺めは絶景!特に太平洋から昇る朝日や、夕日の時間帯がむちゃくちゃきれい。冬季はクジラやイルカも肉眼で見ることができます。僕は早朝にクジラの潮吹きをたくさん見れました。
おすすめポイント③ 街がコンパクト
街自体がそれほど大きくなく適度な大きさ。中心部はコンパクトで、Coles、Woolworthsという2大スーパーやショッピングセンターをはじめ、レストランや各種ショップなどが揃っています。大抵のものはここだけで揃うので生活にも便利。
【最後にひとこと】
街自体に滞在したのは4泊だけでしたが、オーストラリアで一番住んでみたいなと思える街でした。気候もよく、きれいなビーチや海、森林など豊かな自然に囲まれている一方、街としても住むには便利で楽しそう。近くのファームにいた期間を含めると2週間ちょっとですが、本当に過ごしやすくて快適、心が穏やかになるような環境です。
Coffs Harbour(コフスハーバー)(NSW州政府観光局公式サイト)
第1位 Broome(ブルーム)
さて、栄えある第1位はBroome(ブルーム)です!これまでの2つの街も素晴らしいのですが、1位には自分が4ヶ月間住んで働いたBroomeを選ばせていただきました!
【どこにあるの?】
オーストラリア北西部のこの位置にあります。最も近い都市であるダーウィンから約1,870km(車で約21時間)、属している西オーストラリア州の州都であるパースから海沿いルートで約2,350km(車で約24時間)離れています。周りは荒野で大きな街もありません。いわゆる”Middle of nowhere”(周りに何もない場所)です。
【どんなところ?】
【州】西オーストラリア州(Western Australia)
【人口】約17,000人(2017年)(乾季のハイシーズンには5万人ほどになると言われている)
オーストラリア人(特に年配の方々)に人気のホリデータウン。熱帯性の気候で乾季と雨季しかなく、雨季には大雨で道が水没したりするので、観光シーズンは乾季に限られている。真珠の養殖が盛んで、世界的にも有名な真珠の産地。歴史的に日本とも繋がりの深い街。
【ココがおすすめ!】
おすすめポイント① 毎日快晴!
5月〜10月頃の乾季には晴天の日が続き、雨はほとんど降りません。僕がいたのは2016年の7月頭〜10月末ですが、7・8月は曇ることはまずなく、毎日「晴れ」どころか「快晴」の日しかないような感じでした。清々しい青空が毎日続くので、気分もとても晴れやかです!
おすすめポイント② Cable beach(ケーブルビーチ)
ブルーム最大の魅力はなんといってもケーブルビーチ。オーストラリアには素晴らしいビーチが数え切れないほどありますが、僕が訪れた数多くのビーチの中でも、ケーブルビーチは最高でした。特にケーブルビーチで見る夕日は何度見ても飽きることがないほど美しいです。
おすすめポイント③ 給料がいい!(バックパッカー天国)
オーストラリアでは「大都市ほど給料が低く、田舎に行くほど給料が上がる」というのはワーホリにとっての常識ですが、ブルームも例外ではありません。周りの世界から隔絶されたブルームでは特に賃金が高く、それを求めて多くのバックパッカーが仕事を探しにやってきます。仕事さえ見つかれば高い給料を貰いながらパラダイスのような環境で生活ができるブルームは、まさにバックパッカーにとっての天国のようなところ。また小さな街に大勢のバックパッカーがいるので、ファミリーのように仲良くなれます。
ブルームでの仕事や実際の給料に関しては、また別の記事で詳しくまとめたいと思います。
おすすめポイント④ イベントや必見スポットが多い
乾季には毎週末のウィークエンドマーケットや毎週木曜日のナイトマーケット、毎月3日間だけ見られる「月への階段」、毎年9月頃に開催されるShinju Matsuriなど、定期的なイベントがたくさん。またケーブルビーチでのキャメルライド(ラクダ乗り)は人気のアクティビティで、そばで見ているだけでも楽しい。他にも恐竜の足跡や沈没船が見れたり、小さな街の割に楽しめるスポットがいくつもあって飽きません。
【最後にひとこと】
ブルームには2016年の7月初旬から10月末まで、約4ヶ月滞在しました。
高い給料を貰いながら働いてしっかり稼ぎつつ、仕事終わりにビーチに直行してビール片手に最高の夕日を満喫する。まさに「ワーク」と「ホリデー」の両方が満喫できる、「ワーキング・ホリデー」という言葉を体現したような生活を送っていました。“Work hard, Play harder”、これが実現できるのが、バックパッカーにとってのブルームの最大の魅力ではないかと思います。
ケーブルビーチで夕日や星空を眺めていた時は、本当に心の底から幸せを感じていました。
南国の楽園のような生活環境と高い賃金、この2つが両立できるブルームの魅力は、こちらの記事で紹介しています!
他にもブルームに関してはオススメしたい魅力がたくさんあり過ぎるので、さらに別の記事でももっと詳しくご紹介する予定です!
お楽しみに!!
Broome(ブルーム)(オーストラリア政府観光局公式サイト)
まとめ
いかがだったでしょうか。
冒頭にも書きましたが、今回は「住む」「働く」「旅する」といった条件をあえて無視して、自分が好きだと思った街を独断で選んでみました。ですので「へぇ、こういう街もあるんだぁ」と、あくまで参考程度に知ってもらえたら嬉しいです。
こうしてベスト3を選んでみると、すべて「自然に囲まれた田舎街」がランクインする結果になりました。
オーストラリアは大都市であっても周りに自然がたくさんありますが、やはり比較的小さな街で、大自然の中で過ごしている時が一番充実していたなぁと感じます。
また田舎の小さな街であっても、バックパッカーや地元の人を含め若い人が多くて活気があるのがオーストラリアのいいところだなと思います。
ちなみにここでご紹介したベスト3の街は、オーストラリアに数ある魅力的な場所のほんの一部です。ここで紹介したことから、少しでもオーストラリアの魅力が伝わったらなと思います。今年からバッパー税が導入されたりワーホリには逆風ですが、やっぱりオーストラリアが魅力的なことに変わりはありません!!僕はこの国で暮らせたことが本当によかったと思うし、興味がある人にはぜひ行ってみてほしいと思います!
感想や気になることがあったら、ぜひぜひ下のコメント欄か、お問い合わせフォームからお問い合わせくださいね!
それでは、今回はここらへんで!
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