苺ソムリエ・写真家・元協力隊・ブロガーの宮﨑大輔さんに会ってきた!




宮﨑大輔?

あのイケメンハンドボール選手?

・・違うんです。日本にはもう一人、「宮﨑大輔」という名前の有名人がいるのです!

はじめに

こんにちは!

2017年の5ヶ月間のヨーロッパ滞在から帰国したKohei(@maruchan_wt)です。

今回帰国して最初に会う人物として、僕がこの数年間最も会ってみたいと思っていた、ブロガーの宮﨑大輔さん(@JIBURI)にお会いしてきました!

「いちごソムリエ」「農業コンサル」「フォトグラファー」「元青年海外協力隊」「プロブロガー」など、様々な肩書きを持つ宮﨑さん。

普段から海外や国内を飛び回っており、なかなかつかまえるのが難しい方なので、今回お会いできたのは本当にラッキーでした。

2017年11月から3ヶ月間のヨーロッパノマド旅行に出発する宮﨑さんですが、僕の帰国のタイミングと宮﨑さんが出発前に東京にいるタイミングがちょうど合ったため、お会いできないかコンタクトを取ったところ、快くOKしてもらえました!

しかも場所は僕の実家近くで、幼い頃から馴染みのある西武線沿いの田無で!笑

というわけで宮﨑さんが行っているそれぞれの活動を軸に、伺ったお話の内容をまとめてみたいと思います!

(西武新宿線田無駅前にあるデパート「田無ASTA」内のカフェにて、お話を伺いました。)

宮﨑大輔さんのプロフィール

1988年生まれ、長野県出身、信州大学大学院修士卒。

青年海外協力隊として中米パナマ共和国で2年間農業指導

農業コンサルタントとして独立し、日本・アジア・中南米・アフリカで農業ビジネスを支援

トラベルフォトグラファーとして風景や人物写真を撮影

(宮﨑さんの個人ブログJIBURI.comから引用)

 

上記の説明ではあまりにも簡潔すぎるので簡単に解説すると、

宮﨑大輔さんは

イチゴ栽培の専門家としてTBSの番組に出演したり、

農業コンサルとして中南米やアジア・アフリカなど世界各国で農業指導をしたり、

トラベルフォトグラファーとして世界中の風景や様々なモデルの写真を撮って素材として提供したり、

・JICAの青年海外協力隊としてパナマで2年間活動していたり、

マサイ族やベネズエラのペモン族と暮らしたり、

・クラウドファンディングで100万円を集めてボリビアのウユニ塩湖にバイオトイレを作ったりしつつ、

・ブログで月平均20万〜30万ページビューを稼ぎ出す「プロブロガー」としても活躍する、

すごい人です。

そんな宮﨑大輔さんの超詳しいプロフィールは、こちらをご覧ください。

いちごソムリエ・農業コンサル

長野県飯田市にある宮﨑さんの実家は、リンゴを中心とした農家です。

信州大学農学部の学生時代、当初はリンゴの研究をしたいと思っていたものの、教えていた教授の専門が現場(農園)よりも研究室寄りだったため、もう少し現場に近いところで栽培などを研究したいと思い、イチゴの研究を始めたそう。

大学院の修士課程を修了後、新卒で参加したパナマでの青年海外協力隊時代は、無電化集落で野菜栽培農業ビジネスを指導。任期終了後はその指導経験を活かし、農業コンサルタントとして独立。主に農業ビジネスで海外進出をする日本企業向けに、イチゴや野菜の栽培方法を指導しています。
日本と海外では気候や土壌の環境はもとより、産業としての農業や労働観なども違うため、日本のやり方をそのまま持ち込んでもうまくいかないそう。

2017年10月現在、この農業コンサルの仕事が一番の収益源になっているそうです。

フォトグラファー

元々趣味で撮っていた写真を、本気でフォトグラファーの仕事として始めてからは、まだ1年くらいだという宮﨑さん。

カメラの勉強は独学で、YouTubeなどを参考にしてスキルアップしているそう。

近年人気が出てきたボリビア・ウユニ塩湖では幻想的な写真をいくつも撮影している宮﨑さんですが、今振り返ると、当時の自分の写真には満足していないそうです。

撮影した写真の有料販売や、出張撮影のサービスも行う宮﨑さんですが、「ぱくたそ」というフリー素材サイトにも写真を無償提供しています。
この点について質問したところ、「無料素材サイトでは有料のものよりも拡散されやすく、多くの人に見てもらえるから」とのことでした。
ユーザーとしても無料で写真を利用できて便利なフリー素材サイトですが、素材を提供する側にも広報効果などメリットがあるようです。

ブログ

学生時代に始めたブログは今では月平均20万〜30万ページビューを数え、特に協力隊の関係者や海外と関わりのある人たちの間では超有名人の宮﨑さん。真面目なものからおもしろネタまで数え切れないほどの記事がありますが、それでもまだ書きたくて書けていないネタはたくさんあるそう。

僕がおそらく宮﨑さんのブログを最初に知ったきっかけは、宮﨑さんが青年海外協力隊としてパナマで活動している時に書かれた
「正義の反対は別の正義」ボクのおとうさんは、ボランティアというやつに殺されました。【青年海外協力隊からのメッセージ】
という記事。
宮﨑さんが協力隊時代、国際協力のあり方に疑問を持って書いたというこの記事。当時かなり拡散されたため多くの人の目にとまったものですが、国際協力を志す人はぜひ一度読むことをおすすめします。

青年海外協力隊

2013年7月〜2015年6月の2年間、中米パナマの無電化集落で青年海外協力隊員として活動していた宮﨑さん。
ホームステイをしていた別の農村には電気は通っていましたが、そこから遠く離れた任地には毎週車か徒歩で通っていたそう。

パナマの首都であるパナマシティは高層ビルが建ち並ぶような都会ですが、日本人が住むような比較的治安のいいエリアでも、たまに銃撃戦があったりするそうです。

日本だけで生活しているとなかなか実感が湧きませんが、「『死』というものを身近に感じる経験をしているからこそ、『今』を生きることに全力をかける。」
この感覚は僕もすごく共感できる気がしました。

中南米

中米パナマでの2年間の青年海外協力隊生活や、南米ボリビアのウユニ塩湖でのプロジェクト、ベネズエラのペモン族との共同生活など、海外の中でも特に中南米で多くの仕事を行っている宮﨑さん。

ほとんどの中南米諸国の公用語はスペイン語。協力隊として派遣された当初は全然話せなかったというスペイン語も、今では日常会話はもとより農業に関することなら専門的な内容でも理解できるため、現地のネイティブの人たちとスペイン語を駆使してコミュニケーションを取りながら、プロジェクトを進めているそうです。
本当は、宮﨑さんが一番輝いているであろうスペイン語圏の国でお会いしてみたかったなぁ。

ちなみにペモン族は南米ベネズエラ随一の観光名所である「エンジェルフォール」の麓にある集落に居住し、観光収入を主な収入源として生活している部族だそうです。

ウユニ塩湖環境改善プロジェクト

南米ボリビアにあるウユニ塩湖は、雨季に現れる鏡張りの美しい景観から、この数年で日本人の間でも急速に知名度が上がり、観光客が急増しているボリビアの観光名所です。
しかしながら現地で環境教育が行き届いていないことから、ゴミが街じゅうに散乱していたり、増え続ける観光客の排泄物を適切に処理するトイレ施設が不足していました。

この現状を打破するため、宮﨑さんを含む青年海外協力隊OBや現地のNGO、旅行会社の方々が中心となって、「ウユニ塩湖環境改善プロジェクト」が立ち上がりました。
バイオトイレの建設資金や環境教育の資金を集めるため、クラウドファンディングサイトのReadyforで資金調達を試み、わずか1週間という短期間で100万円を集めることに成功。僕もこの時はわずかばかりですが支援させていただきました。

宮﨑さんは現地に数ヶ月間滞在してプロジェクトを進め、帰国後も協力隊OBの仲間を中心にスタディーツアーの参加者とコラボしたごみ拾いや、現地の子供たちへの環境教育などが行われました。
ただ大人たちの意識改善をするのは大変で、子供たちにポイ捨てをしない重要性を教えても実際に効果が出るには20年かかるといわれ、なかなか大変な道のりなようです。

2017年10月現在、「バイオトイレ」は完成し、プロジェクトの進行は現地の日系旅行会社の方たちに引き継いでいるそうです。

ヨーロッパ3ヶ月ノマド旅行

2017年11月1日から、スペイン・マドリードをスタートして、南ヨーロッパを中心に3ヶ月間ヨーロッパを回るそうです。マドリードから帰国する以外特にルートは決まっていないけれども、ワイナリーを巡りたいそう。

恋愛

大学時代からパナマでの協力隊時代の遠距離を含め7年間付き合った彼女と、帰任後に別れてしまったという宮﨑さん。

Twitterではラテン美女好きが伺えるツイートを度々見かける宮﨑さんですが、特に国籍の好みはないそう。ただ国内や海外を転々とするノマド生活を送っているため、なかなか彼女を見つけるのは難しいよう。この点は非常に共感できる部分であります。

ノマド生活を続けたい一方、定住できる家が欲しいそうです。

まとめ

「いちごソムリエ」「農業コンサル」「フォトグラファー」「元青年海外協力隊」「プロブロガー」と多彩な顔を持ち、国内・海外含めたくさんのクライアントを抱える宮﨑さんですが、Twitterやブログで見ていたイメージの通り、とても温厚で謙虚な方でした。
しかしながら眼鏡の向こう側には、熱く鋭い眼差しが潜んでいるようにも感じました。

自分の専門性を軸に、スキルを収益化して、複数の収入源の柱を作って生きることは、やはり強いなとも感じました。

聞いてみたかったこともたくさん聞くことができ、僕としては大満足でした。Twitterで相互フォローしていたとはいえ全く面識のないところから会っていただき、本当に嬉しく思っています。

今度は世界のどこかで、またお会いできたらなと思います。

 

お話しした日:2017年10月20日
(写真は筆者撮影のものと、宮﨑さんのブログJIBURI.comからの引用が混在)










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ABOUTこの記事をかいた人

1989年生まれ。早稲田大学社会科学部卒。 大手電機メーカーに勤務後、ワーキングホリデーでオーストラリアに1年半滞在。 学生時代にバックパッカーとして10ヶ月間の世界一周の旅を行ったほか、東南アジア各国には何度も渡航。 「暮らすように旅する、旅するように暮らす」を20代のモットーに、トラベルライフを満喫中。2019年現在は語学系スタートアップの社員。